ーーーご来店のお客様向けーーー

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GOOD NEWS FROM DESSEM 2018年3月

   ご来店頂いたお客様に、当店より些か一方的にお渡ししているミニコミ紙です。いつも厨房で忙しく働いていてお客様とゆっくりとお話しすることができない廣瀬が、申し訳なさから書いているものです。と言いましても、毎回たいしたことは書いておりませんが。

   ご来店頂いたお客様に、当店より些か一方的にお渡ししているミニコミ紙です。いつも厨房で忙しく働いていてお客様とゆっくりとお話しすることができない廣瀬が、申し訳なさから書いているものです。と言いましても、毎回たいしたことは書いておりませんが。

  今回は私のことをお話ししましょう。昭和26年3月の生まれで、この3月で67歳になりました。生まれは杉並区高円寺、育ったのが杉並区下井草という所です。都立石神井高校を出て東京経済大学、でも実家がパン屋でしたので在学中でもブーランジェ・マルシャンというパン屋さんに修行に出されました。大学を卒業後サンフランシスコのバークレーというところに遊学しました。父親は山梨県旧塩山市竹森の出身、そして母方の祖母は山梨県都留市平栗の出身です。

   兄弟は上に二人の兄、そして妹がおります。長男は杉並でパン屋を営んでおります。次男は同じ杉並で歯科医院を営んでおり、妹は埼玉県吉川に嫁いでずいぶん経ちます。遊学中はフランス系のパン屋さんでアルバイトばかりしていました。25歳の時に帰国しました。

   その後、製パンラインの製造会社で製パン技術アドバイザーとして奉職し、大手製パンメーカーに製パン技術向上のお手伝いをしておりました。でもその仕事は二年半で辞めました。というのは、大手製パンメーカーで仕事をしていて使用されている食品添加物へのアレルギーが全身に出てしまったのです。やがてベーカリーコンサルタントとして、海外、特にアジア地域のパン屋さんのお手伝いをするようになりました。それから杉並西荻で自店「リスドォル・ミツ」を25年営業し、二年前にそのお店は閉店しました。その間、28名のお弟子さんを育て、現在日本中でパン屋さんを営業しております。

   閉店の理由は「放射能」の事です。ここで詳しく書くとキリがありませんので簡単に書きます。パンを作るうえで必要なことは粉、水、酵母です。実はもっと大切なものがあります。それは空気(大気)です。小麦粉のグルテン質が酵母と反応しアミノ酸と二酸化炭素を作り出します。その時に必要なものは空気なのです。空気が放射能の影響が少なからずある東京で、3・11以降のパン作りはビクビクしておりました。食品加工に携わる以上、「加害者」側になってしまうと判断しましたからです。    ―――つづくーーー

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食品添加物豆知識:
*パンの裏面シールを見ると「マーガリン、ショートニング」とよく目にします。これらはトランス脂肪酸の塊で心臓疾患の遠因と言われています。また「ビタミンC、保存料」と併記されている場合には要注意が必要です。ビタミンCと保存料は体内に入るとナイシンという抗生物質を形成します。このナイシンは常在菌まで殺してしまう恐ろしいものです。
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デッセムのパンの特徴:
1) 化学合成による食品添加物を一切使用しておりません。
2) 富士川町産の葡萄、干し柿を使い、元種を興しています。
3) 最近、“しゅんのうてん”さんの酒粕でアンパンを作っています。
      ベーカリー・デッセム       廣瀬満雄

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