パンの材料の裏側:
ベーカーズミルクと言う名の濃縮乳。問屋さんは「製パン性がすごく良い」と言って持ってきますが、濃縮「乳」とは名ばかりで牛乳は一切入っていません。
原材料の表記を見ると、植物性油脂、乳化剤、香料、着色料、PH調整剤、防腐剤、、。つまり植物性の油脂を乳化剤で水様状にし、着色料で白く着色し、牛乳の香りを付け、と言う仕組みです。
乳化剤はグリセリン(浣腸の材料)と脂肪酸エステルの塊であり、たくさん入れれば入れるほど確かに製パン性が良くなるかもしれません。
また防腐剤ですが、無添加を名乗るパン屋さんがこの濃縮乳を使用するのは絶対にやめて欲しいです。なぜならこの「防腐剤」、濃縮乳の防腐効果を期待するという振れ込みですが、パン自体の防腐効果にも作用するようです。